店主のおすすめポイント👉

【ゆるやかでしなやかな味わいの抑揚と守備範囲の広い味わい深さ】

上立ち香は控えめながら、ヨーグルトなど乳製品様でやや酸を感じる香りが主体で、炊飯のようなふっくらした香りや、ほのかにブドウ様の果実香が寄り添っているという印象。イチゴの酸を思わせるような含み香もうっすら感じます。

非常に柔らかくミルキーさすら感じる丸みを帯びた柔らかな口当たりのファーストインプレッションからの、中終盤にはプレーンヨーグルトの乳酸味やイチゴのフレッシュさのある酸味への変化、脳裏に炊き立てのお米を連想させるふくよかでコクのある旨味、そしてすーっと消えていく余韻。

ゆるやかなでしなやかな味わいの抑揚が上品さを感じさせます。

開栓からの時間経過や温度上昇による豊かな味わいへの変化を楽しめます。

赤ワイングラスを用いて、たっぷり空気に触れさせながら変化を楽しみたい一本でもあります。

【※写真は2021年当時のものです】

クラッカー（カマンベール＋黒コショウ＋蜂蜜＋ブルーベリー）、鴨のプロシュートとのペアリングを試してみましたがチーズの乳酸感はもちろん、鴨の濃厚な旨味との相性は◎でした。また、カマンベールチーズの各トッピング（辛味・甘味・酸味）全てにマッチさせてくるあたりに懐の深さを感じます。

▼テイスティングコメントは店主主観によるものです。皆さまの日本酒ライフの参考になれば幸いです💡